masao_nakagami_2001のパソコン徒然

主にコンピュータ関係をつれづれと書いているブログです。

AmazonオリジナルブランドEonoのノイズキャンセリング無線イヤホンB09V61YCP9 レビュー

↑「[Amazonブランド] Eono(イオーノ)by Harman ノイズキャンセリング 無線 イヤホン【 アクティブノイズキャンセリング (ANC) / トゥルーワイヤレスステレオ (TWS) インイヤー/ 外音取り込み / IP56 防水 防塵規格 / Bluetooth 5.2対応/ 最大28時間音楽再生 / 急速充電 / 軽量】ブラック」と書かれています。「B09V61YCP9」と製品本体にはありましたが、どれが商品名なのでしょうか? 11月17日現在、50%オフの1736円です。

 

↑同じシリーズのノイズキャンセリングヘッドホン「Congo500BTNCJP」も50%以上割引きの1876円で販売中です。ノイズキャンセル機能付きヘッドホン、しかもHarmanブランドで2000円未満なんてまず考えられないので激安で魅力的なのですが、私は普段の移動でSONY WH-1000MX2を使っているので今回はまあいいかなと購入はやめました。WH-1000MX2は古くて壊れかけているので購入しても良かったんですが、レビューを読む限り、さすがに音質に差がある気がします。約200gと軽く、装着感は良いようなので、高級機の音質を求めないのならば非常にお買い得だと思います。ヘッドホンオタなので、気が変わったら結局買ってしまうかも。

 

■外観

箱はこんな感じです。コンパクトなものです。たぶん底から取り出すのがが正しい開封の仕方です。上から開けますと本体が転がり落ちますし、付属品が取り出せません。

中身です。本体、イヤーパッドのサイズ違いが2種類、USB Type-Cケーブル、マニュアル、簡易マニュアルです。

本体ケースです。塗装なしのプラスチックケースです。若干強めのコントラストの写真です。ロゴは灰色で表面はつや消しの黒色です。閉まっていけば壊れないでしょうけど、実のところ、蓋は結構ペラペラです。

大きさ・重さは、たぶんAirPods Proと大差ありません。私の比較対象は、Xiaomiを買ったつもりが、EarPods ProそっくりさんのイヤホンのケースにXiaomiのロゴが入ったインチキイヤホンなので本物のAirPods Proではありませんが、それと大差ないのでEarPods Pro程度でしょう。つまり一般的な無線イヤホン程度の重さ・大きさということです。重い方ではないと思います。

開けたところ。装着時に見える本体側面はつるつるで若干安っぽいかも。赤いものは絶縁シールです。在庫保管中に電池の消耗を防ぐためでしょう。

取り出したところです。金色の接点でケース側から充電するわけですね。

イヤーパッドを外したところです。楕円形なのでイヤーパッドは選ぶかも知れませんが一般的なものでも嵌まりそうな気がします。防沫防塵規格(IP55)に対応しており、確かに水が入る箇所はなさそうです。雨に濡れる程度は大丈夫そうなので、防沫は地味に便利かも知れません。雑に扱える機器が私は大好きです。

 

■セットアップ

「バッテリーケースから取り出したらペアリングモードになる」ということだけ読んでセットアップしました(実は絵を見ただけなので読んですらいない)。単純なのであまり悩むことはなさそうです。バッテリーケースから取り出すとペアリングを求めてくる状態になりますから、先にスマホやパソコン側で「bluetoothの新しいデバイスを検索する」などを選択して検索状態にしておくとよいでしょう。

Android13の私の機種の場合、「新しいデバイスとペア設定」という項目がありますので、それを押しておきます。

少し待つと「ペア設定リクエスト」がスマホ側に来ますので、「連絡先と通話履歴へのアクセスを許可する」を押して、「ペアリング」を押します。以前、「ワイヤレスイヤホンを使うのにそんなもの要らんだろう」と押さなかったら何か不具合がありました。許可しないと「電話があっても知らせてくれない」というような不具合があるでしょう。

無事接続されるとこのように「使用中」と表示され、電池残量が表示されるはずです。初期状態で60%は、保管を考えて常識的な数値でしょう。

 

■音質

良くも悪くも至って普通の音質なので、音質について特筆することはありません。対応コーデックはAVRCPA2DPHFPなので、ハイレゾ非対応です。価格からして無理というものです。

普段、私がキレの良さを重視して低音少なめのイントラコンカ型(オープンエアー型)有線イヤホンを使っているからかも知れませんが、若干低音強めのドンシャリに聞こえます。カナル型としては普通の音でしょうし、特別何かを強化した音作りではありません。

ハイレゾプレーヤーの有線イヤホンで聴くよりも若干高音がシャリついている気がします。ビットレートが足りない感じの音です。しかし、電車の中などでノイズキャンセルで聞くには許容範囲でしょう。

私が普段電車移動中に使っているヘッドホン・WH-1000シリーズ並の音質を求めようとは思いませんし、ハイレゾプレーヤーで聴く有線イヤホン・ヘッドホンの用途とも違いますから、2000円弱の無線ノイズキャンセラーイヤホンとしては十分な音質ではないでしょうか。

ハイレゾ非対応ですが、この価格で、普通に使える音質で、しかもノイズキャンセラー付きなら、amazonによく並んでいるノイズキャンセルが本当に効くのか定かでない中華の出所がわからんbluetoothイヤホンの出番はないと思います。ダイソーbluetoothイヤホンもどうでも良くなりました。ノイズキャンセル無いし

無理矢理悪口を言うなら、まず、「connected」「ANC on」などの女性の声が悪い。ビットレートが極めて低いのでしょう(そんなんどうでもいい)。

それよりもこちらの方が看過できないかも知れませんが、「ANC on」の時に若干ホワイトノイズがあります。無音だと気になると言えば気になります。私はSONYBOSEの信者ではないつもりですが、それらのノイズキャンセリングヘッドホンよりは目立つホワイトノイズのレベルです。とは言っても、音楽を掛けているか、うるさい場所なら気にならない程度でしょう。

余談ですが、上に出てきた「EarPods ProそっくりさんのイヤホンのケースにXiaomiロゴ」の二重でインチキイヤホンの音質は「いかにも安物」という籠もった音でした。私は不愉快な音には耐えられないたちなので、ビデオ視聴用としてすら使う気にならずお蔵入りしています(それでも振動板を改造してやろうと思ってるので改造ベースとして取ってあります)。Eono B09V61YCP9は、そのレベルとは違うという意味で「普通」です。聴くに堪えられるということです。

 

■操作性

簡易マニュアルで十分な程度の機能しかありませんので、間違うことはそうないでしょう。ANC on(ノイズキャンセルあり)、ANC off(ノイズキャンセルなし)、TRANSPARENCY on(外音取り込みあり)の切り替えは2秒押し、再生と一時停止は2度押しですが、2度押しが私の場合左耳の方しか効きません。右耳用を外して2度押すと効いたりしますので、私の耳の個人差なのでしょうかね。左耳側で操作するだけだからまあいいけど。

致命的な不良があれば、amazonなので返品すればいいのではないでしょうか。

 

■まとめ

静かなところでじっくりと腰を据えて音楽を楽しむことには向かない機種だと思いますし、高級感はありません。一方、低価格、普通に使える音質、防沫防塵、操作の簡単さなどが特長でしょう。2000円弱という価格には十分見合うイヤホンで、低価格のノーブランド品を駆逐できるイヤホンだと思います。

電車内のノイズはそれなりに消してくれそうですし、耳からあまり出っ張らないデザインなので寝ホンにも良いかも知れません。