masao_nakagami_2001のパソコン徒然

主にコンピュータ関係をつれづれと書いているブログです。

AmazonオリジナルEono by Harman ヘッドホンB09V61S9LTレビュー

↑ 1876円です(2023/11/19現在)。「[Amazonブランド] Eono(イオーノ)by Harman オーバーイヤーノイズキャンセリング ワイヤレス ヘッドホンアクティブノイズキャンセリング (ANC) / パッシブノイズキャンセリング / Bluetooth対応 / 折りたたみ式 / マイク内蔵 / 最大45時間音楽再生】 , 無線, ブラック」とあり、相変わらずどれが商品名だかわかりません。amazonホームページでは「製品型番:Congo500BTNCJP」、説明書きには「B09V61S9LT」とありますので、製品名がいよいよわかりません。一昔前は5000円から10000円の間で販売されていたようなので半額よりも安いのは間違いありません。今回のレビューはこちらです。

(2023/11/22追記)ブラックフライデー先行セールで1594円になっています。この価格ですと、ただの有線ヘッドホンと考えても安いと思います。

↑ 兄弟分にノイズキャンセリング無線イヤホンもあります。11月17日現在、50%オフの1736円です。「[Amazonブランド] Eono(イオーノ)by Harman ノイズキャンセリング 無線 イヤホン【 アクティブノイズキャンセリング (ANC) / トゥルーワイヤレスステレオ (TWS) インイヤー/ 外音取り込み / IP56 防水 防塵規格 / Bluetooth 5.2対応/ 最大28時間音楽再生 / 急速充電 / 軽量】ブラック」と書かれています。「B09V61YCP9」と製品本体にはありましたが、こちらもどれが商品名なのでしょうか? 荷物を嵩張らせたくない方はこちらの方が良いと思います。

 

■外観

「まあ、無難なデザインのヘッドホンですね」といった感じです

箱の側面です。正面は撮影したつもりが保存されていませんでした。真ん中のペンは比較のためのシャープペンです。

よく見ると再生品のようなテープ跡が。中身は中古品のようには見えませんでしたがそういう包装だったということでしょうかね。

底側を開封したところです。いきなり付属の袋が現れました。

中身です。付属品は、本体、有線時の3.5mmミニステレオプラグのケーブル、USB type-Cの充電ケーブル、説明書、簡易説明書です。

本体がこういう細長いビニール袋に入っているのを初めて見ました。

頭頂部とイヤーパッドは革風のシボ加工です。私の嫌いなシワシワの薄いタイプではないため、半年でボロボロになるということはないでしょう。

反対側の写真です。焦点がボケているので参考になりませんが、左側にボタンと端子が集中しています。基板が左側だけにあるのでしょう。右側は音量などのセンサーとノイズキャンセルのためのマイク穴だけです。

上からEono(本機)、SONY WH-1000MX2、BOSE QC25を折りたたんだ状態です。本機はハウジングが90度回転しないので、平らにできないことがわかります。

 

■装着感

ノイキャンの宿命ですが、音漏れするとうまく働かないので締め付けはある程度強くなります。ただ、ノイキャンヘッドホンとしては特に強くはないでしょう。また、無線ノイキャンヘッドホンとしては軽い方(約200g)ですし、イヤーパッドも吟味されているようで、装着感は悪くないと思います。耳を包み込むので冬場は温かくて良い。夏は...

 

■無線の音質

端的に述べて、ノイズキャンセリング(ANC)が良くないと思います。前回の記事で、同じEonoブランドで兄弟機のノイズキャンセリング無線イヤホンのレビューを書きましたが、その時に、「SONY WH-1000MX2を使っているから買わない」と述べたわけですが結局買いました(笑) ということで、比較機は、上の写真のように、無線のWH-1000MX2と、有線のBOSEのquiet comfort 25(以下QC25)です(どちらも古いな!)。

ノイズキャンセリング機能を用いると、多かれ少なかれホワイトノイズがあります。そのホワイトノイズはWH1000MX2やQC25と比較して若干多めです。若干程度は価格を考えたらまあしょうがないですし、これはそれほど気にするレベルではありません。

ANC ONの場合、低音~重低音が強調されます。マイクのフィードバックで後れてやってくる分が付加されて量感が増えている感じです。言い換えると「ボワつく感じ」です。

ANC OFFの場合、そのような量感はなくなります。かと言って音が良いかというとそうでもない感じです。変な違和感も特にはないので、「普通のSBCコーデックの音質」でしょう。ビットレートが足りない!シャリシャリしたヴァイオリンやホーンでの音です。高音質を求めないのであれば普通に聴けます

 

■有線の音質

有線ANC ONだと、重低音が極端になくなります。明らかにバランスのおかしな音です。話にならないので、BOSE QC25とは比較になりません。

 

電源ON ANC OFFだと、中低音がボワつきます。必要もないのにマイクからのフィードバックが掛かっているようです。

amazonレビューに「音質はがっかりレベル」とか「音がこもる」と書かれているのはこの音か無線状態のANC ONの音のことでしょう。

電源を落として(当然ANC OFFで)聴くと、素のEonoの音になります。これ以外がさほど良いと思っていませんでしたので驚きです。「普通にいいじゃん!」 5000円弱の密閉型ヘッドホンの音です。2000円クラスの最廉価帯ヘッドホンのようにボワついたり、籠もったり、高音が伸びなかったり、表現力がいまいちだったりということは感じませんでした。

結局の所、ノイズキャンセリングのマイクと回路が色々と悪さをして締まりのない中低音を生み出しているようで、ヘッドホン本体としての素性は悪くないのだと判断します。

 

■総評

音質についてはすぐ上で書いてしまいましたように、ヘッドホンそのものの素性は悪くないと思います(5000円弱クラスでしょう)。すると、音質を犠牲にするノイズキャンセリング機能をどう扱うかです。実際にはまだ電車などでノイズキャンセリング機能を確かめてはいませんが、音質が大きく犠牲になっている時点で、ノイキャン機能はSONYBOSEに一日の長があり、その完成度には遠く及ばないでしょう。

ノイズキャンセリングヘッドホンとしては変な話ですが、普段は有線ヘッドホンとして用い、たまに飛行機や地下鉄に乗るなどで「音楽の鳴るノイズキャンセリングイヤマフ」として使うのが私は良いかと思います(オイ!) でもBOSESONYの多くのノイキャンヘッドホンのように薄くならないんですよね。持ち運ぶには嵩張ります。

結局、壊しても惜しくないヘッドホン扱いですかね。私がヘッドホンマニアで、大量のヘッドホンを持っているので普段使いのヘッドホンが間に合っていることもありますが、下記の兄弟分の「イヤホン」の方が役に立ちそうな気がします。

 

■参考

(2023/11/23 追記) 片道4時間程度、電車内で使ってきました。電車内では上で書いたほど音質が悪いとは感じませんでした。騒々しい場所を想定した音作りなのかもしれません。ただ。線路によっては周期的な低音ノイズへの追従が後れるのか、変な消され方で気持ちの悪い静けさの場面がありました。気になる方は気になるかも知れませんが、私は慣れました。ノイズキャンセルは、一緒に持ち込んだSONY WH-1000MX2に及びませんでしたが、低音から中音を中心に十分効いていたと思います。上で「音楽の鳴るノイズキャンセリングイヤマフ」とか書いてしまいましたが、十分実用的なヘッドホンです。

masao-nakagami-2001.hatenablog.com

AmazonオリジナルブランドEonoのノイズキャンセリング無線イヤホンB09V61YCP9 レビュー

↑「[Amazonブランド] Eono(イオーノ)by Harman ノイズキャンセリング 無線 イヤホン【 アクティブノイズキャンセリング (ANC) / トゥルーワイヤレスステレオ (TWS) インイヤー/ 外音取り込み / IP56 防水 防塵規格 / Bluetooth 5.2対応/ 最大28時間音楽再生 / 急速充電 / 軽量】ブラック」と書かれています。「B09V61YCP9」と製品本体にはありましたが、どれが商品名なのでしょうか? 11月17日現在、50%オフの1736円です。

 

↑同じシリーズのノイズキャンセリングヘッドホン「Congo500BTNCJP」も50%以上割引きの1876円で販売中です。ノイズキャンセル機能付きヘッドホン、しかもHarmanブランドで2000円未満なんてまず考えられないので激安で魅力的なのですが、私は普段の移動でSONY WH-1000MX2を使っているので今回はまあいいかなと購入はやめました。WH-1000MX2は古くて壊れかけているので購入しても良かったんですが、レビューを読む限り、さすがに音質に差がある気がします。約200gと軽く、装着感は良いようなので、高級機の音質を求めないのならば非常にお買い得だと思います。ヘッドホンオタなので、気が変わったら結局買ってしまうかも。

 

■外観

箱はこんな感じです。コンパクトなものです。たぶん底から取り出すのがが正しい開封の仕方です。上から開けますと本体が転がり落ちますし、付属品が取り出せません。

中身です。本体、イヤーパッドのサイズ違いが2種類、USB Type-Cケーブル、マニュアル、簡易マニュアルです。

本体ケースです。塗装なしのプラスチックケースです。若干強めのコントラストの写真です。ロゴは灰色で表面はつや消しの黒色です。閉まっていけば壊れないでしょうけど、実のところ、蓋は結構ペラペラです。

大きさ・重さは、たぶんAirPods Proと大差ありません。私の比較対象は、Xiaomiを買ったつもりが、EarPods ProそっくりさんのイヤホンのケースにXiaomiのロゴが入ったインチキイヤホンなので本物のAirPods Proではありませんが、それと大差ないのでEarPods Pro程度でしょう。つまり一般的な無線イヤホン程度の重さ・大きさということです。重い方ではないと思います。

開けたところ。装着時に見える本体側面はつるつるで若干安っぽいかも。赤いものは絶縁シールです。在庫保管中に電池の消耗を防ぐためでしょう。

取り出したところです。金色の接点でケース側から充電するわけですね。

イヤーパッドを外したところです。楕円形なのでイヤーパッドは選ぶかも知れませんが一般的なものでも嵌まりそうな気がします。防沫防塵規格(IP55)に対応しており、確かに水が入る箇所はなさそうです。雨に濡れる程度は大丈夫そうなので、防沫は地味に便利かも知れません。雑に扱える機器が私は大好きです。

 

■セットアップ

「バッテリーケースから取り出したらペアリングモードになる」ということだけ読んでセットアップしました(実は絵を見ただけなので読んですらいない)。単純なのであまり悩むことはなさそうです。バッテリーケースから取り出すとペアリングを求めてくる状態になりますから、先にスマホやパソコン側で「bluetoothの新しいデバイスを検索する」などを選択して検索状態にしておくとよいでしょう。

Android13の私の機種の場合、「新しいデバイスとペア設定」という項目がありますので、それを押しておきます。

少し待つと「ペア設定リクエスト」がスマホ側に来ますので、「連絡先と通話履歴へのアクセスを許可する」を押して、「ペアリング」を押します。以前、「ワイヤレスイヤホンを使うのにそんなもの要らんだろう」と押さなかったら何か不具合がありました。許可しないと「電話があっても知らせてくれない」というような不具合があるでしょう。

無事接続されるとこのように「使用中」と表示され、電池残量が表示されるはずです。初期状態で60%は、保管を考えて常識的な数値でしょう。

 

■音質

良くも悪くも至って普通の音質なので、音質について特筆することはありません。対応コーデックはAVRCPA2DPHFPなので、ハイレゾ非対応です。価格からして無理というものです。

普段、私がキレの良さを重視して低音少なめのイントラコンカ型(オープンエアー型)有線イヤホンを使っているからかも知れませんが、若干低音強めのドンシャリに聞こえます。カナル型としては普通の音でしょうし、特別何かを強化した音作りではありません。

ハイレゾプレーヤーの有線イヤホンで聴くよりも若干高音がシャリついている気がします。ビットレートが足りない感じの音です。しかし、電車の中などでノイズキャンセルで聞くには許容範囲でしょう。

私が普段電車移動中に使っているヘッドホン・WH-1000シリーズ並の音質を求めようとは思いませんし、ハイレゾプレーヤーで聴く有線イヤホン・ヘッドホンの用途とも違いますから、2000円弱の無線ノイズキャンセラーイヤホンとしては十分な音質ではないでしょうか。

ハイレゾ非対応ですが、この価格で、普通に使える音質で、しかもノイズキャンセラー付きなら、amazonによく並んでいるノイズキャンセルが本当に効くのか定かでない中華の出所がわからんbluetoothイヤホンの出番はないと思います。ダイソーbluetoothイヤホンもどうでも良くなりました。ノイズキャンセル無いし

無理矢理悪口を言うなら、まず、「connected」「ANC on」などの女性の声が悪い。ビットレートが極めて低いのでしょう(そんなんどうでもいい)。

それよりもこちらの方が看過できないかも知れませんが、「ANC on」の時に若干ホワイトノイズがあります。無音だと気になると言えば気になります。私はSONYBOSEの信者ではないつもりですが、それらのノイズキャンセリングヘッドホンよりは目立つホワイトノイズのレベルです。とは言っても、音楽を掛けているか、うるさい場所なら気にならない程度でしょう。

余談ですが、上に出てきた「EarPods ProそっくりさんのイヤホンのケースにXiaomiロゴ」の二重でインチキイヤホンの音質は「いかにも安物」という籠もった音でした。私は不愉快な音には耐えられないたちなので、ビデオ視聴用としてすら使う気にならずお蔵入りしています(それでも振動板を改造してやろうと思ってるので改造ベースとして取ってあります)。Eono B09V61YCP9は、そのレベルとは違うという意味で「普通」です。聴くに堪えられるということです。

 

■操作性

簡易マニュアルで十分な程度の機能しかありませんので、間違うことはそうないでしょう。ANC on(ノイズキャンセルあり)、ANC off(ノイズキャンセルなし)、TRANSPARENCY on(外音取り込みあり)の切り替えは2秒押し、再生と一時停止は2度押しですが、2度押しが私の場合左耳の方しか効きません。右耳用を外して2度押すと効いたりしますので、私の耳の個人差なのでしょうかね。左耳側で操作するだけだからまあいいけど。

致命的な不良があれば、amazonなので返品すればいいのではないでしょうか。

 

■まとめ

静かなところでじっくりと腰を据えて音楽を楽しむことには向かない機種だと思いますし、高級感はありません。一方、低価格、普通に使える音質、防沫防塵、操作の簡単さなどが特長でしょう。2000円弱という価格には十分見合うイヤホンで、低価格のノーブランド品を駆逐できるイヤホンだと思います。

電車内のノイズはそれなりに消してくれそうですし、耳からあまり出っ張らないデザインなので寝ホンにも良いかも知れません。

PanasonicのBlu-rayドライブ一覧

PanasonicBlu-rayドライブ一覧です。なるべく調べましたが、想像以上に種類が多かったため漏れがあるかも知れません。

品番 対応ディスク ドライブ厚 通信規格 速度など その他
UJ120 BDコンボ 12.7mm ATAPI BD読み・他は読み書き  
UJ141 BDコンボ 12.7mm slimlineSATA BD読み・他は読み書き  
UJ162 BDコンボ 9.5mm slimlineSATA BD読み・他は読み書き  
UJ220 BD-RE 12.7mm ATAPI

BD2層jまで(2倍速)

 
UJ230A BD-RE 12.7mm slimlineSATA BD2層まで?  
UJ240 BD-RE 12.7mm slimlineSATA BD2層まで  
UJ260 BD-XL 12.7mm slimlineSATA BD各種(6倍速)  
UJ265 BD-XL 12.7mm slimlineSATA BD各種(6倍速) スロットイン
UJ262 BD-XL 9.5mm slimlineSATA BD各種(6倍速)  
UJ272 BD-XL 9.5mm slimlineSATA BD各種(6倍速)  
UJ267 BD-XL 9.5mm slimlineSATA BD各種(6倍速) スロットイン

ノート用ドライブの換装用の備忘録としてまとめたものです。9.5mm厚と12.7mm厚、ATAPIとslimlineSATAに互換性はありませんから換装用ドライブ購入時には注意が必要です。

対応ディスクは、ブルーレイが読み専用(DVD,CDは書けます)の「BDコンボ」と、2層までに対応(BD-RE表記)と、3,4層のBD-XL規格にも対応(BD-XL表記)の3種に分かれます。基本的に多くのディスクに対応している方が良いわけですが、BDが読み専用のBDコンボを選ぶとAACSの高いバージョンに感染しないので、AACS感染によるトラブルが嫌な人は敢えてBDコンボを選ぶ場合もあります。

あと、ノートパソコンのドライブ換装で問題になるのはベゼルです。表面のパネルのことです。GBAS規格( Generic Bezel Attachment Specification)という統一規格の場合は付け替えが容易です。手持ちのUJ141とUJ240はGBAS規格のようですし2006年からあるようですのでスロットインタイプ以外はGBAS規格でしょう。ただしベゼルも9.5mm厚と12.7mm厚に互換性はありません。

UltraHD BDやM-Disc対応を正式に謳っているLogitecのLBD-LPUEWUCSBKみたいな外付けドライブもありますが、個人的にはそこまでは今のところはいいかと思っています。

10年前のマシン(DELL E6230)にWindows11(22H2)をクリーンインストール。

インストールしたWinows11の仕様ではバージョンが22H2になっていますので、2023年9月現在の最新版のはずです。今回は最新のWindows11を10年前のノートパソコンにインストールしようというお話です。

■インストールしたパソコンの状況

結論から言うと、Windows10モデルのサポート外のマシンに新規SSDをセットしてインストールする場合にほぼ当てはまるはずです。一度はWindows10にしたことがあるWindows7や8のマシンも同様です。

個人の事情なので読み飛ばしてもらって構いませんが一応書いておきます。私の手元にあるDELL LATITUDE E6230の状況ですが、第三世代Core i3 3120MなのでインストールしてあったのはWindows7です。壊れたため数年間放置してありました。Windows10が無料でバージョンアップ出来る時期に一旦Windows10にして1週間以内の戻せる時期に戻してあったものです。Windows10のライセンスがあるためライセンス上の問題はないマシンです。OS(WIndows7)が壊れて立ち上がらないため、新規のSSDをセットしてインストールしてみました。

インストール手順

1. Windows11インストールUSBを作成。

Windows 用のインストール メディアを作成する - Microsoft サポート

Windows 11 (移動後に [今すぐツールをダウンロード] を選択します。)にある

Windows 11 のインストール メディアを作成する」の

今すぐダウンロード

からダウンロードして指示に従うだけです。8GB以上のUSBメモリーがあれば作成できたはずです。私はBUFFALOの昔からあるデザインの16GBのUSB2.0モリーを使いました。特に古いマシンでは、USB3.0USBメモリーを起動ドライブとして認識しない可能性があるので2.0の方が無難です。

2. まず電源を入れてUEFIの初期設定。

10年くらい前のマシンは、まず立ち上がる画面がUEFIだったりBIOSだったりすると思います。その初期画面が隠されているメーカーマシンもありますが、そのようなマシンはF2、F5、F10、Delなどのキーを適当に押していれば何か画面が切り替わるでしょう。あとは適当に画面の表示を読んで適当に指示に従ってください。DELLの場合はDELLのロゴが表示されている間にたぶんF2を押せば入れます。

私のE6230は、Windows7では保守的にBIOSで使っておりましたが、Windows11をインストールするならUEFIの方が問題が起きなさそうなのでUEFIの方が良いと思います(BIOSでもインストール出来そうな気はしましたがWindows11がサポートしていないのでやめました)。その切り替えは、BIOSもしくはUEFI画面で「セットアップするにはF2を押せ」などと英語で出たり出なかったりしますので、そこから入っていってUEFIにして初期化しました。通常はUSBメモリーがSSDやHDDよりも立ち上げ時に優先されるはずです。

3. USBメモリーをインストールしたいマシンにセットして電源を入れる。

初期画面の後にUSBメモリーを読みに行けば問題ありません。1分くらい待つと、Windows11のセットアップ画面が出てきます。

「今すぐインストールする」の後も手順に従っていくと、「このPCではWindows 11を実行できません」と表示されて止まってしまいます。第七世代Core iでもサポートされていないのですから第三世代なら当然ですね(笑)。そんな画面見る必要はないという方は「今すぐインストールする」の時点で以下の手順を行ってください。

「今すぐインストールする」が表示されている時点で「Shift」と「F10」を同時に押すと、コマンドプロンプトが立ち上がります。下の画面の後ろに隠れている方です。昔のDOS画面を継承した黒地に白文字のモノクロ画面です。ここで「regedit」と入力してEnterキーを押すとレジストリエディターが立ち上がります。下の画面です。

下の画面には既にありますが、左側で、HKEY_LOCAL_MACHINE→SYSTEM→Setupとたどっていき、右側の画面で右クリックすると「新規」で「キー」を選択するとフォルダーみたいなのが「新しいキー #1」が現れるので名前を「LabConfig」に変えます。「LabConfig」を選択して右側で右クリックして「新規」で「DWORD(32ビット)値」を選択すると「新しい値#1」というのが出来るので「BypassTPMCheck」に変えます。その「BypassTPMCheck」の上でダブルクリックすると「DWORD(32ビット)値の編集」が現れ、「値のデータ」が「0」のはずですので「1」にします。そこまでを終えた画面が下のはずでしたが、「BypassTPMCheck」のアイコンが赤いので間違っていますね。「DWORD(32ビット)値」で作成すると青色のアイコンになります「BypassTPMCheck」を「1」にするのは、TPM2.0のチェックを飛ばす意味です。

同様に「BypassSecureBootCheck」を「BypassTPMCheck」と並べて「DWORD(32ビット)値」で作成してやはり「0」を「1」に変更します。これはセキュアブートチェックをしないという意味です。

「ファイル」-「レジストリエディターの終了」で閉じます。

レジストリエディターに移りますが、もう必要ないので「exit」と入力してEnterキーで閉じます。

セットアップの指示に従って進めても先ほどのように、「このPCではWindows 11を実行できません」と表示されません。下記のようなライセンス条項が現れたら問題ありません。

 

後は適当に進めてライセンス番号も後で入力するを選択して進めていくと、あっけなくインストール完了です。1度でもWindows10をインストールしてMicrosoftアカウントと紐付けしたことのあるマシンでしたらライセンス番号の入力なしでインストール完了です。

他の方法も試しましたが22H2版のWindows11インストールUSBメモリーでは「このPCではWindows 11を実行できません」から進めませんでした。

■ハードの話

インストールに伴ってE6230を掃除しました。10年前のサラサラ感のあるいい感じのウレタン加工は、10年後のベトベト感がある加水分解したウレタン塗装になっていました。エタノールで落としていったらご覧の通り。下地のプラスチックは乳白色だったのね。そして劣化していたパッドはゴムのボタンが取れた。使えないほどの段差ではないがどうしたものか?それと、ウレタン塗装は罅も隠していたようで、トラックパッドのボタン横に罅が見えます。元は結構高価な堅牢モバイルマシンだったと思うのだけれど、剥がすとみすぼらしいわけね。ベトベトしなくなったので快適ではあるけど。

昔のマシンは分解が容易なのでDELLのLATITUDE E6230の裏蓋を開けるとこんな感じです。ねじ一本を緩めてスライドさせるだけです。既にSSDを載せ替えたところで撮影したものですが、実はこのSSDは認識されませんでした

もともと500GBのHDDが載っていたモデルなので、容量は2倍になっただけなんですけどね。容量の問題ではなく、新型大容量SSDのコントローラーが悪いのか?

amazon価格5380円。

 

楽天のイートレンド価格(9月10購入時点5180円、現在は高くなってます)

使えなかったSSDを紹介しても仕方ないと思いますが、1TBで約5000円の格安SSDです。Realtek社のコントローラーで記憶チップも3D TLC BiCS5 または3D TLC B47Rと有名メーカーのTLCチップだと明記してあるので、わけのわからないQLCよりは耐久性が高そうです。この値段なのでキャッシュはないと思いますが。

実際使ったのは下のSSD。 KIOXIA EXCERIA SATA SSD 240GBで、SSD-CK240S/N。去年のamazon年末セールで購入したらしい。金額合わせの目的で買うものなくて購入したのですっかり忘れていました。1TBの方のSSDが認識されないので何かないかと探したら見つかったのがこれだったということです。

現在の最安楽天価格は4346円か?

 

amazon価格2980円。

そんなわけで、10年前のマシンでは大容量のSSDが認識されないかもしれないという話でした。原因がわかりましたら追記したいと思います。

■インストール後

エラーもなく快適に動いています。一応メモリー4GBあるからか、第三世代Core i3で十分だからか、それとも解像度がフルじゃないHDだからか知りませんが、今のところ普通に使えています。動画を見ても駒落ちしたりしませんし、ブラウジングも一昔前のAtomみたいに表示が遅くてイライラなんてことはありません。ドッグもあるから放置ももったいないので今回インストールしたわけですが、アナログRGB、DVI、HDMI、DP全部揃っていますし、USBx8ですし、eSATAだし(懐かしい)、expressCard(これまた懐かしい)付きだし、何に使おうか?そもそもWindows11で何がどこまで動くのか?

最新版の22H2一番乗りが10年前のマシンというおかしなことになっていますが、同じWindows11でも結構変更されています。電源管理が何処にあるのかわからなくて慌てました。

■最後に

一応書いておきますが、レジストリの変更は最悪Windowsのシステムが壊れます。クリーンインストールの場合の損失は軽微だと思いますが変更は自己責任です。

また、Microsoftは第七世代Core i以前の要件を満たさないパソコンのサポートをしていません。ですから将来、更新サポートが打ち切られたとしても自己責任です。

■参考ページ

penchi.jp

100均のガラスコーティングを試してみました。

用いたのはこれです↓

セリアで購入しましたが、ダイソーにも全く同じものがあったと思います。販売元は山田化学です。

塗布前後での感覚的な違いを言うと、ガラスの場合は滑りがよくなり、プラスチックの場合はガラスの4割程度の効果という感じです。プラスチックだからといって効果がない感じではありません。保護されているかは使ったばかりでよくわからんけど。

以下、本来の機能以外の傷が消えるかどうかの検証です。

KYOCERAのONE S8の画面です(コーティング後)。傷が消えるかと思いましたが、浅い傷であってもその効果はないようです。赤い矢印が傷の箇所です。ひっかき傷が消えませんでした。

Let's note CF-SZ6の画面でも試してみました。プラスチックの画面は用途外のはずなのでメーカーに責任はありません。でも「めがねにも」とパッケージにある眼鏡のレンズはプラスチックか。

やはり傷は消えません。酸化珪素のナノ粒子が傷に入り込んで埋めてくれそうに思えますが、よほど浅い傷以外ではほぼ消えないと思っておいた方が良いでしょう。傷防止にはなるのでしょうけどね。

ケチケチ塗れば、スマホ2台と12.1型ノート、15.4型モバイルモニターに塗ってもまだ余っています。1gの割には意外に多く塗れそうです。

amazonでも売っていますが、100均では100円(110円)なので100均で見付けた時に買う方が良いでしょう。

■2023/9/18追記

スマホ2台、眼鏡1本、13.3型と15.4型モバイルモニター、BD-RE10枚程度、モバイルノートパソコン2台、21.5型モニターに塗ってみましたがまだなくなりませんし、若干固まりやすくなりましたが1度で使い切らなくても使えています。1度に使い切ったほうが良いと思いますし、記事のKyocera one S8は3度塗りしましたが、ケチケチ使えば相当な面積に塗れそうです。

Samsung A7 有機EL死亡

タイトル通りですが、2023年1月にSAMSUNG A7の有機ELが死亡しました。確認したところ、楽天で実質無料で買ったのが2021年6月でしたので、約1.5年の寿命でした。結構弱いのね。

■症状

徐々に表示が消えていき下記は末期状態です。まだ、PIN入力についての表示が多少見えていますが、この直後(15分くらい後)に何も表示されなくなりました。1時間くらい前はまだ5割位読めていましたので、データを吸い出して事なきを得ました。

有機ELの表示がおかしくなったら、使えなくなるまで何時間も猶予がないのでデータは救出しておこうというのが教訓です。下記の画面ではもう操作は無理でしょう。

 

有機ELの機種であるArrowsM02の以下の記事と同様の症状でしょう。

ただ、SAMSUNG A7は発熱する機種ではないので、発熱が原因ではないような...

私はこの方の機種の前機種であるArrows M01を持っていますが、そちらも有機ELです。低性能のため使用頻度が少なかったのでまだ死んでいませんが、いずれこうなるのだろうか。

■修理について

実のところ、有機ELや液晶だけ死んでも修理すれば直ります。SAMSUNG A7は海外ではA75として売られていますので「SAMSUNG A75」で検索すれば色々出てきます。

有機ELは30ドル代半ば、液晶は17ドル程度で売っていますが、中古価値が9000円もしない機種の有機ELに4000円も掛けたくないし、有機ELだからまた死ぬのもヤダなあ。かと言って、液晶に格下げするのもどうか...

「2000円程度で直るのならありか」と考えると、替えるのなら液晶かな? 悠長なことを書いているのは、データ救出が終わっているから切実さがないんですな。既にバージョンアップが終わっている機種のようだし。

amazonの以下のリンクの感想に直し方はありますので、これを参考に気が向いたら直すことにします。これは「液晶」で4988円になっていますが、もっと安い交換用液晶や、液晶よりも高画質な交換用有機ELも売られています。

 

ユピテルのドライブレコーダーの「録画準備中です」から動かない問題の解決方法

中華のドライブレコーダーを購入したら、たまたまだと思いますがいろいろトラブルがありまして、国内メーカーのものを探していて中古を落札したのが、ユピテル(Yupiteru)のWD300とADR-200cでした(結局中国製なんだけどね)。

本体と切れたUSB電源ケーブルが入っていましたが、ケーブルが切れていては使えないため、どこの家庭にも落ちているであろう手持ちのminiB端子のUSBケーブルを拾ってきて繋いでみました。

 

「録画準備中です」の表示のまま録画にならないではないか!!!

 

ネットで検索していると、ユピテルドライブレコーダー・カーナビ特有の問題であることがわかりました。それらの記事を要約すると、

 

1. USB端子の4pinと5pinを短絡させている純正アダプターでないと正常動作しない

2. 5.7Vくらいの電圧を掛けると動くらしい

 

ということらしい。様々な人々が様々なことを行って苦労していることがわかった。嫌なことをするメーカーだな

 

5.7Vが作れる昇圧回路がないわけではないですが探すの面倒だし、高い電圧で使い続けるのも嫌なので「2.」は却下です。「1.」を考えます。

 

4pinと5pinの短絡はスマホタブレットをホスト側にして用いる際に使うホストアダプターで行われており、過去にホストアダプターを作ろうとして非常に面倒だった記憶があります。大抵失敗するし、今回は半田ごてもないため、配線の改造は早々にあきらめました

 

↑ ホストアダプターで代用するならこの形状でしょうが、「ホストアダプター」ではなく「変換」としか書いてないから駄目かも。

 

↑ ホストケーブルと書いてあるので4pinと5pinは短絡していると思われます。ただしドラレコと反対側の端子のオス・メスが逆なのでこのままでは使えません。

 

使えそうな既製品もなさそうなので、3分くらい思案して、

「そうだとりあえず分解しよう」

と、普通の人が家電トラブルを前にして、普通に考えそうな思考に至りました。

 

SDカード挿入口からマイナスの精密ドライバーを慎重にねじって分解したところ、カバーが外れました(写真は撮り忘れました)。中身は思いの外細かい。2.5インチ液晶程度の大きさなので当然か。半田ごてがあったとしても内部での短絡は失敗する気しかしない。やめておこう。

 

更に思案してドラレコを眺めていると、端子とは別に接点が見えていることに気づきました。

「本体の外側で4pinと5pinの間を銅線でブリッジしてやればいいんじゃね?」

ということで方針は決まった。

やっつけな方針に基づいて、抵抗やコンデンサを切った際に出るどこの家の床の上にも必ず落ちている(?)リード線を拾ってきて差し込もうとしたところ太すぎて入りません。

はさみの刃で力を入れずに削っていくとメッキが剥がれて銅色が見えてきてちょうど良さそうな太さになりました。

6mm位で切って「コ」の字状に曲げたのが下の写真です。

↑写りが悪いですが、1/4W抵抗を使った際に出たスズメッキ銅線を拾ってきたものです(汚い家だな!)。そのままでは若干ですが太すぎて入りません。LANケーブルの単線あたりの方が細くてそのまま使えそう気がしますが、試していないので塩梅はわかりません。

↑  はさみの刃で削った後6mmくらいで切ったところです。

↑ 「コ」の字に曲げたところです。3mmくらいですので結構細かい作業です。

 

↑ 改造前です。

↑ 改造後です。「DC5V」のUSB miniBの端子の5本のうち、一番右と次の端子に上で作った銅線が差し込まれているのがわかると思います。この位置は差し込みの邪魔にはならないため、USB端子は普通に差し込めます。

実物は結構小さいため手で差し込むことはできないと思います。ピンセットで差し込んで押し込みました。精密な道具で引き抜けば元に戻りますから非破壊的改造です(純正アダプターを手に入れても戻す必要はないと思いますが)。

↑ 改造後です。「REC」の表示があり録画されていることがわかります。

モバイルバッテリーと普通のUSB miniBのケーブルで繋いだところ、写真のように正常動作するようになりましたとさ。たぶんこれが一番失敗しにくい改造方法だと思います。

改造にかかった費用:

リード線 (落ちいてる家庭なら0円)

ピンセット (持っている人なら0円)

 

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