masao_nakagami_2001のパソコン徒然

主にコンピュータ関係をつれづれと書いているブログです。

Python3のトラブルメモ

お役に立てるかどうかわかりませんが、私がPython3で遭遇したトラブルを書き散らしていきます。

■Python3の使い方の非常に雑な説明

Anacondaをインストールします。すると、Python3本体やSpyderというプログラムの開発画面も一緒に使えるようになります。パソコンの環境に合わせて、Windows/Mac/Linuxを選びましょう。

ライブラリという拡張プログラムの塊がないとグラフを描いたり分析したりできません。コマンドプロンプトを開いて以下を実行しましょう。インストールされれば白いバーが伸びていって終了します。既に入っている場合はその旨が表示されます。

py -m pip install -U pip
py -m pip install numpy
数値計算です。
py -m pip install pandas
分析ツールだったと思う。
py -m pip install matplotlib
グラフ関係です。
py -m pip install openpyxl
エクセルファイル(*.xlsx)が使えるようになります。
他にも必要な機能があれば調べて同様の命令でインストールしましょう。

■グラフが表示されない

以下は、spyderの画面です。グラフを見ようと実行すると、

Figures now render in the Plots pane by default. To make them also appear inline in the Console, uncheck "Mute Inline Plotting" under the Plots pane options menu. 

グラフが表示されずに、こんな文章が表示されました。

「Plots」の項目のミュートを外さないと駄目だ。(酷い訳だな!)

という意味のようです。なんじゃそれ。どこにあるんや?

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↑これです。「Plots」は、spyderの画面上にありました。調べなわからんわ。

「Plots」をクリックするとグラフが現れました。結局「ミュート」の意味は何だったのでしょう?

ボロボロになったイヤーパッドのヘッドホン再生の話(ultrasone DJ1PRO)。

 


今回の話題は、ヘッドホンの純正品が手に入らなくなったイヤーパッド問題です。結論を一言で述べると「洗いましょう」です。

■前置き

下記で扱うのはultrasoneのDJ1PROという機種です。ウルトラな曽根さんが作った会社ではなくドイツ・ミュンヘンの会社です(「ウルトラゾーン」だそうですが「ウルトラゾーネ」ではないんか?)。スピーカーのような音場の再現とプロの疲労対策のニーズから創業した会社です。

DJ1PROは、2万円ほどのそこそこ高級なヘッドホンです。下の写真に見えている特許技術のステンレス板によって、独特の音場感や電磁波対策がされています。DJ用ということで側圧は強めですが、大型で頭と接する面積が広いからか意外と長時間付けていられます。デザインをみても想像出来ますが、基本的にデジタル音楽向きです。ですが、個人的にはクラッシックを聴いてもそれなりにおもしろいヘッドホンです(お勧めはしません)。

私の場合は、このDJ1PROの中古を5000円+税で手に入れたため、4000円以上するイヤーパッド交換をためらっているうちに廃番になっていました。純正イヤーパッドはもはや入手不可です。それでいてボロボロです。さてどうしたものか。

■本題(ヘッドホンの再生)

製品の企画段階からボロボロになるのがわかっていたのでしょうか。イヤーパッドは2組付属していました。あげくに本体も薄汚れています。表面のウレタン塗装のせいで汚れがこびりついています。白色だから余計に目立つ。イヤーパッドといい塗装といい、加水分解するウレタンをどうしてこうも使いたがるんだろう?

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イヤーパッドを外した状態です(イヤーパッドはパッドを少し回転させると取れます)。本体が汚いですが、汚い手でべたべたと触って使っていたわけではありません。

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頭頂部のクッションです。空気が抜けてヘナヘナ且つボロボロです。使っているうちに空気も抜けてしまうとは、もはや確信的ですな。クッションは両面テープで付いているだけですので剥がせば取れますが、片出しコードのヘッドホンの場合は、ケーブルがありますので剥がす際には断線に気をつけましょう。

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外したイヤーパッドと頭頂部のパッドです。ウレタンが加水分解してボロボロです。

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本体の汚れはアルコールを付けたキムワイプで取りました。今回はコロナ対策に購入したほぼ100%のエタノール(IPと書いてあるイソプロパノール入り、飲用不可酒税なしの安い方)を使いました。コロナ禍の店先にあるような70%タイプでも構いませんし、燃料用メタノールでも十分です。上の汚い写真と比較するとわかりますが、なかなかきれいに取れるものです。

ヘッドホンによっては、本体やロゴの印刷がアルコールに弱い素材で出来ているかも知れませんので、アルコールの使用は自己責任でお願いします。その場合は中性洗剤+水がお勧めです。それと、アルコールによる清掃中は火気厳禁です。

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パッドを洗って扇風機で乾かしているところ。水で洗うとボロボロのウレタンはほぼ取れます。そして、黒いのでわかりにくいですが、一番上にプラスチック製の嵌合部が見えています。DJ1proはそのようにはめ込み式なので汎用パッドは使えません。だから廃番の現在となっては、純正品を再利用するしかありません。

洗浄時にはめ込み式のプラスチックを壊すとおしまいなので、洗う際には割らないように気をつけましょう。黄色いのは中身のウレタンスポンジです。

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ウレタンスポンジを戻したところです。内側は接着でしたが洗った際に完全に取れてしまっています。ですから、パッドの内側を手縫いします。

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針と黒糸で手縫いしたところ。片側あたり7~8分でいい加減に縫いました。どうせ内側は目立たないし、自分が使うだけなのでいい加減で良いのです。

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いい加減に縫ったので微妙に黄色のスポンジが見えています。5年に一度くらいしか針と糸を使わない人間がいい加減に縫ったのでこんなものです。10分くらい掛けてう少し丁寧に縫えば黄色のスポンジは見えないでしょう(粗が見えるように、かなり明るめに撮影しています)。

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洗浄後の本体に取り付けたところで普通に撮影するとこんな感じ。外からは手縫いのいい加減さは見えません。黒に近い灰色のスウェード調のイヤーパッドに見えます。使った感じは、スウェードまではいきませんが、布パッドの感じで元よりも蒸れにくいので結構快適です。この上にカバーを掛けても良いと思います。音質は特に変化を感じません。表面処理よりもパッドの厚みの方が重要みたいです。

■結論

イヤーパッドが駄目になっただけでヘッドホンを捨ててしまうのはもったいなく思います。洗浄してボロボロのウレタンを落とせば、普通の布パッドになります。ボロボロベトベトイヤーパッドとは比較になりませんし、音質の点でも普通に使えます。

 

■おまけの写真(ELECOMEHP-OH100)

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だいぶ昔に処分品を500円以下で購入したELECOMのEHP-OH100です。写真に見える反対側なのでわかりませんが、蛍光の黄色の本体に灰色のイヤーパッドという独特なデザインの折りたたみヘッドホンです。

https://www2.elecom.co.jp/avd/headphone/ehp-oh100/

上記のエレコムのページにまだ商品紹介があります。黄色と薄茶と赤はイヤーパッドが灰色なのが見えます。全種類共通で、表面がボロボロになるタイプの表皮が薄いウレタンのイヤーパッドですね。

久しぶりに発掘したところ、やはりイヤーパッドの表面がボロボロになっていました。上記はイヤーパッドを外して水洗いして本体に取り付けた写真です。こちらは、DJ1proとは違って、イヤーパッドの内側も外側も縫ってあったため、水洗いでスポンジが飛び出すこともありませんでした。

表面のウレタンが灰色のイヤーパッドは中の布も灰色のようで、そのまま灰色の布イヤーパッドとして使えます。もともと布製イヤーパッドだったのではないかというくらい違和感が全くありません。テレビ番組視聴用としては通気性が良くて、むしろ、ウレタンを取り去った後の方が快適です。

Yamaha RH-5Ma イヤーパッド交換

Yamaha RH-5Maは、1997年から4000円前後で売られている終売寸前のヘッドホンです。各所のレビューがあるように、知っている人は知っている名器です。だから20年以上販売しているわけです。バランスの良い音を奏でる楽器モニタリング用ヘッドホンであり、本体や配線は非常に丈夫です。

そのYamaha RH-5Maには、一つだけ大きな欠点があります。それはイヤーパッドです。イヤーパッドだけは非常に脆弱です。

純正品はCX810511で、定価は1500円(+税?)程度のようです。本体価格の1/3程度なので純正品の価格としては妥当だと思います。しかし、脆弱だとわかっているイヤーパッドに、私は出したい価格ではありません。

 

↑こんなのです。こちらの写真はsoundhouseさんから拝借しました(私が知る限り一番安い)。純正品が良いという方には定期的な必須アイテムです。この細かいシワシワタイプは、このイヤーパッドに限らず脆弱ですけどね。

新品の時に写真を撮り忘れましたので当方の写真はありませんが、純正イヤーパッドは、上記のように安物ヘッドホンでよく使われる薄い表面で細かいしわのあるタイプです。ソニーに1300円台の最下級ヘッドホンMDR-ZX110がありますが、それが表皮の薄いそのタイプです。形状からして全く同じものかもしれません。このタイプのイヤーパッドはヘヴィーに使えば、1年もしないうちに汗でも吸うのか表面の薄いウレタンが加水分解してポロボロになります(互換品も純正品もない場合の別の方策の話は別記事で書くことにします)。

↑純正に近いのはこちらの細かいしわタイプの互換品(amazon価格817円)。ゴソゴソと音を立ててうるさいし、すぐに劣化するから、私はやはりこのタイプが好きではありません。817円もするなら、2倍はしない純正品を購入するか、外形が70mmの円形なら大抵使えますので、1000円台のソニーやビクターの最下級ヘッドホンからイヤーパッドを取り上げた方がお得に思えます。それすらしたくないくらい私はこのタイプが嫌いですけどね。

要するに、RH-5Maはイヤーパッドに全然コストを掛ける気がない機種だったわけです。それは購入前に写真を見たときから知っていましたので「イヤーパッドが嫌だなあ」と思っていました。しかし、某店のポイント期限が迫っていたので、「長く使う価値があれば交換すればいいか」と翻意して購入したわけです。

案の定、1年ちょっとでイヤーパッドが駄目になりました。そこで交換したのが、こちらです。

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表皮以外の形状がほぼ同じであったため、少なくとも私の耳には純正イヤーパッドとの音質の違いがわかりませんでした。

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イヤーパッドの拡大写真です。表面革っぽいがシボ加工だけで細いしわがないタイプは表皮が丈夫なので5年は余裕で使えます。どうせ純正ではないので汎用品で十分です。直輸入なら2ドル台で購入出来ます。

amazonで買うならこの類い(70mmを選択しましょう)。送料込650円なので海外通販の2倍ちょっとの価格ですね。縫い目までそっくりなので、私が使っているものとおそらく同じ出所でしょう。しかし、650円という価格は微妙です。audiotechnicaの最下級ヘッドホンATH-S100はこちらの長持ちタイプです。大きさも同じくらいに見えますので、そこからぶんどった方がお得かも知れません。ただダイヤフラムが40mmと36mmで異なるので、流用したい場合は店頭で外径が70mmかどうか確認した方が良さそうです。

↑ATH-S100(amazon価格1200円で最安タイ)。ATH-S100の純正イヤーパッドだけでも1000円はするので、本体ごと買う方がお得。入手しやすいのでこちらのイヤーパッドをいただくのもありか?

この製品のキャッチフレーズは「STREET MONITORING」で、日本で最も売れているヘッドホンだそうです(だから入手しやすい)。音もそこそこ良いらしいです。「MONITOR」はさすがに「大きく出たな」と思うものの、本体のデザインもなかなか良いですし、片出しコードで使いやすそうなので、イヤーパッドだけ使って本体は放置というのはもったいない気はします。

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RH-5Maの話に戻りますが、このイヤーパッドがあまりに壊れないため、上の写真の「L」の方(下側)のタイプに交換してみました。ちなみにurbanears plattan用互換品です。BOSEなどのはめ込みがある特殊装着タイプは使えませんが、汎用品なら、40mmダイヤフラムのヘッドホンで一般的な外径70mmタイプが大抵使えます。urbanears plattanも外径70mmなので使えます。フィット感が良さそうで互換品がそこそこ安かったので、違いを確認するために今回選びました。こちらは3.5ドルくらい。

↑urbanear plattan。amazon価格は34559円ですが、たぶん販売終了でのプレミア価格でしょう。初代の有線タイプは10000円弱だったと思います(所有してないけど)。ファッショナブルなデザインが世界中のファッションリーダーたちから支持された機種のようです(日本メーカーはなかなかそうならないね)。しかし、イヤーパッドだけなのでRH-5Maにはそのファッションセンスは関係ありません。

白・黒以外の方がイヤーパッドの形状が見やすいのでオレンジを載せてみました。イヤーパッドをよく見ると内側の構造が違うじゃん(安い互換品だからな)。どうせplattanで使うわけではないので構わないけど。

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L,Rの両方を交換したところです。見た目がなんか別物のヘッドホンのようです(比較するとplattanとは完全に別系統のヘッドホンですね)。

パッドが若干厚くなったのと密着性が上がったことが理由でしょうが、低音が増えました。もともとキレが悪い低音ではないので不快ではありません。小音量で聞くには良いバランスですし、密着性が上がって遮音性が高くなりました。

結論としては、交換前のパッドも今回のパッドもどちらもありだと思います。

遮音性が上がっても、RH-5Maは外側に思いっきり穴が開いている半密閉タイプなので音漏れしますし、外部の音もそれなりに聞こえますけどね。

Sandisk 64GB High Endurance SDSDQQ-064G-G46A ベンチマーク

下記の通りです。

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------------------------------------------------------------------------------
CrystalDiskMark 8.0.1 x64 (C) 2007-2021 hiyohiyo
                                  Crystal Dew World: https://crystalmark.info/
------------------------------------------------------------------------------
* MB/s = 1,000,000 bytes/s [SATA/600 = 600,000,000 bytes/s]
* KB = 1000 bytes, KiB = 1024 bytes

[Read]
  SEQ    1MiB (Q=  8, T= 1):    90.797 MB/s [     86.6 IOPS] < 91415.98 us>
  SEQ    1MiB (Q=  1, T= 1):    85.986 MB/s [     82.0 IOPS] < 12179.08 us>
  RND    4KiB (Q= 32, T= 1):     9.622 MB/s [   2349.1 IOPS] < 13593.81 us>
  RND    4KiB (Q=  1, T= 1):     9.637 MB/s [   2352.8 IOPS] <   424.27 us>

[Write]
  SEQ    1MiB (Q=  8, T= 1):    63.339 MB/s [     60.4 IOPS] <130164.03 us>
  SEQ    1MiB (Q=  1, T= 1):    62.078 MB/s [     59.2 IOPS] < 16850.43 us>
  RND    4KiB (Q= 32, T= 1):     3.307 MB/s [    807.4 IOPS] < 39442.67 us>
  RND    4KiB (Q=  1, T= 1):     2.501 MB/s [    610.6 IOPS] <  1632.46 us>

Profile: Default
   Test: 1 GiB (x5) [D: 0% (0/59GiB)]
   Mode: [Admin]
   Time: Measure 5 sec / Interval 5 sec 
   Date: 2021/10/21 6:59:08
     OS: Windows 10 Professional [10.0 Build 18363] (x64)
Comment: Sandisk 64GB High Endurance

■特徴

SandiskのExtremeと遜色ない読み書き性能とも言われるmicroSDカードです。営業妨害みたいなことを書きますが、殆ど性能が変わらない割に、下記の価格にもありますように、Extremeの2/3くらいの価格で買えます。安いmicroSDよりは少し高いがExtreme程の価格差はありません。

それでいて「5000時間を超える録画時間」(私のいい加減な翻訳が間違っていなければ)とパッケージに書かれているように、高耐久性を誇ります。

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その言葉にもありますように、本来の用途はドライブレコーダーや監視カメラの録画です(車内の高温にも結構耐えるようです)。録画用なので書き込み速度が速いわけです。実際、上のベンチマークでもWriteで63MB/sが出ていますが、それは結構速い方です。4Kでもおそらく大丈夫だと思います。

「Extreme、要らないかも」(オイ!)ということで、この白いmicroSDが、私の最近のお気に入りです。ただ、Sandiskは偽物が多いので販売店は選びましょう。私が購入したのはあきばお~Yahoo店です。日曜に買うとポイントが多いですから3枚買うならお得です。送料の計算や待つのが面倒な人はアマゾンなどで良いんじゃないでしょうか。

amazon価格1288円(2021年11月20日現在)。最安ですと千数十円。ただし、そういう店はメール便送料がかかります。

 

amazon価格1835円(2021年11月20日現在)「A2」以外の規格は上と同じですが、さすがに全く同じではないですね。

 

■余談

実のところ購入動機は録画ではありません。それならもう少し大きい容量を購入しています。というか、うちのクルマにドライブレコーダー無いし。

今更ながら、シャープの電子辞書BrainのWindows CEマシン化を行いまして128GBを入れたのですが、64GBで十分かと思い購入したわけです。その話は後日書くかも(書かないかも)。

似たような用途とも言えますが、読み書きの速さや耐久性から、raspberry piやOrange piやBanan piなどのその類似品、もしくはnVidia JetsonなどのOSインストールメディア用途に向いていると思います。

64GBですと、安いmicrSDと200円くらいしか変わりませんので、OSを入れるメディアには、一般に書き込みが遅い安いmicroSDよりも、高速性と耐久性に優れたHigh Enduranceの方が良いかと思います。OSごと飛んだら洒落にならないですし。大量の学習データなどを入れないのであれば、64GBで十分だと思います。

ちなみに私はJetsonで128GB版を使っています。

Windows11フォルダーの右クリックの項目を従来型に戻したい!

Let's note CF-RZ4をWindows11にしてみました。もちろん、CF-RZ4は古すぎるので最低条件を満たしておりませんので回避策をいろいろ行いましたが、Windows11はUEFI専用です。UEFIでWindows10をインストールしておけば、回避策を用いることで、環境をそのままでWindows11にできたと思われます。しかし、BIOSでWindows10をインストールしてしまったのでクリーンインストールする羽目になりました。

 インストールUSBを使ったら、CF-RZ4にWindows11をあっさりとクリーンインストールできてしまったわけですが、その話はまた後日書くかも(書かないかも)。

ということでCF-RZ4をWindows11をインストールしたのですが、我慢ならないことが1つ。フォルダーやファイルをコピーしたい場合に使う右クリック画面です。

 

↑これです!フォルダー(ファイル)上で右クリックすると、コピーペースト(以下コピペ)などの項目が出るのですが、最低限の項目しかありません。将来コロコロとデザインが変わるであろうアイコンが上にありますが、フォルダーやファイルを間違えて消したりしたら嫌なので、「コピー」や「切り取り」の項目を選びたいわけです。しかし、「その他のオプションを表示」に押し込められてしまっています。 

 

見た目がすっきりとはしていますが、コピペで2度ずつ操作をするのは非常に効率が悪い!それにキーボード操作がしにくい!

以下の方法で、このような従来のWindows10のタイプに変更できます。

 

 

Windowsアイコンで右クリックします。Windowsターミナル、もしくは、Windowsターミナル(管理者)を左クリックします。すると、Windowsターミナル(従来で言うところのコマンドプロンプト)が立ち上がります(下の写真の黒い画面です)。
□Windows10のタイプに変更する
reg.exe add "HKCU\Software\Classes\CLSID\{86ca1aa0-34aa-4e8b-a509-50c905bae2a2}\InprocServer32" /f /ve
 
と入力してEnter(上記のコピペの方が正確です)。間違っていなければ「この操作は正しく終了しました」と表示されます。
 
再起動すると、あら不思議(でもない)。上にあるように、Windows10のタイプの右クリック画面に変更されます。
 
Windows11の標準状態に戻したい場合は、上記と同様の手順で、Windowsターミナル(コマンドプロンプト)を呼び出して、以下のコマンドを入力(コピペ)すると戻ります。
 
□Windows11の標準表示に戻す
reg.exe delete "HKCU\Software\Classes\CLSID\{86ca1aa0-34aa-4e8b-a509-50c905bae2a2}" /f
 
ごめんなさい。参考にしたページを控えておくのを忘れました。見つかったら追記いたします。

Androidでハードウェアキーボードを用いてかな漢を使う設定メモ

Androidでハードウェアの日本語キーボードを用いてかな漢入力を使いたい場合、結構ハードルが高いため、設定で色々と苦労しました。その際のメモ書きです。

 

日本語変換で「nicoWnnG」を使うとハードウェアキーボードで「かな漢」が使えるようになるのですが、なぜかキー配列がUSキーボード扱いになってしまいます。

 
■nicoWnnGの「かな漢」の設定方法
「詳細なキーボード設定-キーボード-QWERTY配列の設定-QWERTYキー入力方法」で「JISかな」を選択。
 
エレコムのキーボードの場合は、「ELECOM Keyboard layout」というアプリ(正確にはファイルか?)があり、それを用いれば、印字上と入力が一致するのかもしれませんが、必ずエレコム製を使うとは限りません。
 
そこで、nicoWnnGの設定を色々試したところ、以下でうまくいきました。電子ペーパー端末BOOXで目が疲れない長文入力の可能性が開けてきました。
 
■日本語ハードキーボード上の印字と入力文字が異なる場合の修正方法

「詳細なキーボード設定-QWERTY配列の設定-キーマップの変換」で、
「JISキー→USマップ」を選択。

 

お困りの方の参考にでもなれば幸いです。

壊れたPanasonic CF-SZ5を外付けモニターに改造

Panasonic CF-SZ5を購入してSSD化した話題などを何度か書いてきました。その中に、電源端子を誤ってショートさせて壊した話もありました。そのマザーボードが故障したCF-SZ5を活用しようとというのが今回の話題です。液晶画面は生きていましたのでもったいないなあと考えたわけです。

 

外付けモニター化の長所

1. 同じ形のパソコンとモニターのセットだと、解像度もサイズも全く同じですので2画面で使うには非常に良い。

2. 同じサイズなので持ち運びに便利(Let's noteの場合は結構分厚いけどね)。

3. 元々がモバイルパソコンだと本体が軽いので外付けモニターとしても軽い(マグネシウム合金製のモバイルモニターなど売っていない)。

4. 形状がノートパソコンなので自立する(これ結構重要)。

5. 本体が蓋になり画面を保護してくれるし、コントロール基板を収納できる

 

そういうわけで、一からモバイルモニターを作ったり、モバイルモニターを購入するよりも利点が多いと考えました。実はモバイルモニターを作りもしましたし、後述のように15型4Kモバイルモニターも持っています。完全自作モバイルモニターは自立しませんし、保護板がないため持ち歩くには液晶の破損が怖すぎます。基板むき出しだし。15型のモバイルモニターはアルミ製ですが重い。画面保護と自立のための付属カバーを付けると更に数百グラム増し。ノートパソコンよりも重い1.5kg位になるため持ち運びたくありません。

 

作成した後の想定外 (2. 3. は用いたコントロールパネル特有の問題でしょう)

1. リボンケーブルを引き回すのに若干苦労した。

2. 輝度調整が効かない(これはちょっと問題)。

3. リモコンが効かない(直接押せるので問題ありません)。

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輸入したコントロール基板です。裏返っていますがリモコン付き(2025電池のところに2032電池を入れたためか使えてません)、入力はHDMIのみです。価格は1600円程度です。撮り忘れましたが、他に液晶と基板を繋ぐケーブルも付属しています。

CF-SZ5の解像度は1920x1200なので、それに対応した基板が必要です。合わないと全く映りません。CF-SZ5の液晶の端子はeDPの30Pinです。これも適合しないと使えません。

この基板セットの他に、microUSB(5V)入力を12Vに昇圧できる小さな基板(100円未満)を付けています。12Vのアダプターを用いる場合は不要ですが、その場合は12Vをどこから入れるかを考える必要があります。

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故障したCF-SZ5の裏蓋を開けたところです。マザーボードは邪魔なのでねじを外して撤去します。スポンジなどは貼り付けてあって取り去るのが面倒なので放置しました。

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SDカードスロットなどが見えます。これも撤去。

作成過程の写真は取り忘れました。

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コントロール部はDVD-ROMの蓋を外して手が届くところに貼りました。コントロール部も端子類も全て100均で購入した厚さ1mmの強力両面テープで貼っただけです。穴開けや削るなどの加工は一切していません。f:id:masao_nakagami_2001:20210426001011j:plain

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HDMI端子の穴にHDMI端子を付けようと考えましたが加工しないと無理そうだったので、HDMIケーブルを直に出しました。右端のケーブルはHDMIケーブルです。これをパソコンに接続します。

その右隣は電源入力端子です。5V(microUSB)を12Vに変換する基板のmicroSD入力端子を磁石タイプの端子にしたものです。USBケーブルを接続すると12Vに変換されてコントロール基板が動きます。下の写真の緑のLEDがある銀色の端子は、磁石でくっつくUSBケーブルの端子です。

USB端子からの電源供給で12.1型程度の液晶なら十分です(パソコンなどの5V2AのUSB端子で動きます)。ちなみに、15型の4Kポータブルモニターも持っていますが、USBを電源にしてそちらもほぼ使えます。ただ、最大輝度にするとちょくちょく電源が落ちます。4Kだから電気を食うという事も考えられますが、確実に動くのは、14型くらいまでかもしれません。

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eDPの30Pinケーブルです。ここしかなさそうだったのでこの形です。引っかけて破ったら終わりなので余った部分は本体部分に入れてしまいましょう。

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左がCF-SZ5本体、右が外付けモニター化したものです。

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正面からはパソコンにしか見えません。

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裏面です。割れているのは外付けモニターが完成してから雑に鞄に入れて運んでいたら、ACアダプターの角で圧迫されたからのようです。ケースに入れていればこんなことにはなっていないと思います。

外付けモニターの重量は、電池もマザーボードもないので550gほど。中身がすっからかんでマグネシウム製のため、超軽量モニターです。本体の半分程度の重さです。

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コントロールパネルを押せばこんな感じで設定画面が出ます。この基板の場合は日本語表示もできました(がちょっと変です)。

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並べてみるとこんな感じです。当たり前ですが、瓜二つです。左の本体はスピーカーが落ちてきた時に角が直撃した割れがありますね。それでも液晶は死んでいません。レッツノートの外側はなかなかに丈夫です。非常に雑な扱いをする私のような人間には向いているマシンです。